焼酎物語 わかるかな!

焼酎あれこれ  酒は地域の文化である

  • 焼酎の語源は中国にあります。中国語で「焼」は熱を

与えるという意味で蒸留酒を「焼酒」(シャオジュウと

言います。焼酎の「焼」は,もろみを加熱、沸騰させて

つくるという蒸留酒の作業を意味し「酎」は濃い酒という

意味になります

(2)焼酎ブーム

1960年代 原酒ブーム低賃金労働者の飲む酒 今は上流の酒へ

1970年代 第一次ブーム 6.4ブーム「白波

1980年代 第二次ブーム 酎ハイブーム「焼酎ハイボール」

2000年代 いも焼酎ブーム バイオ、幻の焼酎

初代の幻の焼酎?・・・・「伊佐美」博多から始まる40年前

NHKで放映

今は3Ⅿ時代・・・・・「森伊蔵」「魔王」「村尾」

3)麹の特徴

黒…コク    ブーム 〇〇〇黒   香味が複雑・コク

白…スッキリ  森伊蔵 相良 大和桜 天文館 シンプル

黄…香り    フルーティ・はなやか

4)飲み方

・お湯が先か、焼酎が先か…お湯が先だと(対流)がおこる

冷えにくい

・お湯割り…熱めのお湯4  焼酎6(香りを楽しむ)5分間待

つて味わうと焼酎の甘さが引き出される

・前割り… 飲む1~4日前に焼酎を天然水で割って寝かせておく              

まろやかな味  分量は25度の場合6:4で15度

5:5で12.5度 4:6で10度

・ロック… 氷が少しずつ溶けていき濃い味からスッキリした味

(5)郷土料理

魚介類……カツオのビンタ料理・カツオの腹皮・きびなご料理

さつま揚げ(つきあげ)

肉料理……黒牛・黒豚・鶏飯・地鶏料理・豚骨・鳥刺し

野菜料理……里芋の田楽・がねの天ぷら・さつま芋の天ぷら・

にがごり料理・煮しめ・さつま汁(豚汁)

その他…… あくまき・かるかん・けせんだんご・

5)芋の伝来

・芋は中南米を原産する。…紀元前1000年頃

○○~フィリッピン~中国~琉球1611年琉球国が薩摩藩

へ土産として持たせた1698年種子島へ(からいも神社)1705

年前田利右衛門琉球~山川へ(徳光神者)1734年青木昆陽が全国へ

(6)焼酎の始まり

中国雲南省~タイ~琉球~薩摩へ1477年 琉球本島で蒸留酒製造

蒸留酒……混合した液体を沸騰させるとアルコールが蒸気になり冷却

した液体にもどす操作(焼酎の原酒)できる。

焼酎の良否の半分以上は良質のさつま芋を入手できるかどうか

芋……黄金千貫・ムラサキマサリ・トキマサリ・ジョイホワイト

・安納芋・紅紫

7)酒と哲学

1.酒というものは人によって意味、価値、評価が違ってくる。

「酒は百役の長」か「きちがい水」か…酒を呑まないときは…

あんな苦い水に金を出して…

・吞兵衛にとってはこれほど美味しいものはない 適量

・ヤケ酒はアル中への最短距離  ヤマイモホリ ジジラを言う

2.どれくらい飲むとアル中になるか……「俺はアル中だ」と思えば

あなたはアル中

依存症…わかっちゃいるけどやめられない。隠れて飲むように

なったらアル中の始まり 朝から飲みたい

3..酒は水ものだから容器によって姿を変える

器が変われば気分が変わる……三三九度・杯・盃・茶碗酒・コップ酒

4.用と美……黒じょか 焼酎を器で楽しむ

酒を百役の長にするか、きちがい水か飲む人の心がけしだい。

5.いかにして自分の酔の度合を知るか ムカツキ・同じ話をする。

6.焼酎で体調を知る。 (晩酌)

7.杜氏に聞く! 焼酎あれこれ ・そこでしか造られない焼酎・薩摩の

焼酎の魅力は、多様さ・手軽においしく「前割り」鹿児島に114蔵元

8)適正飲酒10カ条

①談笑し楽しく飲むのが基本です。

②食べながら適量範囲でゆっくりと

③強い酒うすめて飲むのがオススメです。

④つくろうょ週に2日は休肝日

⑤止めようきりなく長い飲み続け

⑥許さない他人へ無理強い  イッキ飲み

⑦アルコール・薬と一緒は危険です。

⑧飲まないで!妊娠中と授乳期は

⑨飲酒後の運動・入浴要注意

⑩肝臓など定期検査忘れずに

(社)アルコール健康医学会

 

鹿児島市  國分 政行