県退連講演会に参加しました(6月2日)
鹿児島県退職者団体連合の講演会が6月2日(月)に九州労金県本部で開催され支部協三役で参加しました。
講演は「フードバンクかごしま」代表の原田一世さんによる「フードバンクの活動」の演題で行われました。
フードバンクは1967年にアメリカで始まりました。発端は貧困者に対する食糧支援を効率的に行うための仕組みとして考案され、
その後フランスやイギリスなど世界の国々へと展開されています。
日本では2000年以降にフードバンクが導入され、まだ十分に認知されていると言えませんでしたが少しづつではありますが、
食品ロスや貧困問題に関心を持つ人々の間でその重要性が認識されつつあります。
鹿児島でも14年前に《たまたま人より早くフードバンクのことを知ってしまった!》と原田さんが設立、以後様々な活動を展開しています。
食品関連企業から提供された食品などを福祉施設やこども食堂に届けること、震災で被害を受けた東日本や北陸などの被災地に
トラックいっぱいの支援物資を積み込んで持って行ったなど活動を展開しています。
被災地に入っても知らない鹿児島ナンバーの車が走っている。「あれは火事場ドロボーだ!」と怪しまれることも・・・。
日頃から顔の見える「繋がり」「関係づくり」がなければ支援する側も支援を受ける側も大変!」と原田は訴えます。
『フードバンクが世代を超えて様々なセクターの方が多様な主体として繋がる「きっかけ」となる場となれば。』と原田さんは講演を締めくくりました。
なお、講演会の後、二牟礼会長より「おつじ朋実」さんの紹介があり本人より決意の表明がありました。
事務局長 税所 富雄